鬼師が伝統の技法で作る鍾馗さんを販売
鬼師といわれる鬼瓦職人が作る鍾馗さんや布袋さんなどを販売している通販サイトです。
鬼師は神社仏閣や家屋の屋根に置く鬼瓦をつくることが仕事で、古い仏閣や神社に見られる鬼瓦はこうした職人の手で作られたものです。
鬼瓦には厄除けや魔除けの意味があり、禍が家に入り込まないように家屋や家族を守ります。
この鬼瓦と同じような意味を持つのが鍾馗さんで、中国から伝わったとされています。
中国の皇帝の病気を治したこと、試験に合格したことにあやかり、日本では病気から子供を守り学業成就に導く存在として祀られています。
端午の節句に人形を奉納したり、魔除けの意味を込めて掛軸にその姿を描いて飾るのもそのためです。
デザインは様々ですが、姿はいずれも長い髭と中国の官服、手に剣をもち大きく見開いた眼で相手を見据えています。
屋根に上げられるようになったのは、江戸時代に京都で起きた話に由来します。
立派な鬼瓦の屋根の家を建てたところ、その向かいの家の家人が病に倒れ、その原因を鬼に跳ね返された禍が侵入したためだと考えます。
跳ね返された禍をさらに追い返すために作られたのが鍾馗さんで、屋根に置いたところ家人の病は治ったということです。
このことから鬼より強い存在であると考えられるようになり、より強い魔除けを求めて京の人々は屋根に上げるようになり、それが現代にまで伝えられています。
鬼瓦を作る職人達が伝統の技で作る作品は他にもいろいろあり、どれも細部まで細やかな細工がなされたものです。